SONY TTS−8000. 4台目修理記録
 梱包はこちらを参考 2024/9/24到着  完成 
A. 修理前の状況
  • 先日、SONYのターンテーブル TTS-8000 が動かなくなってしまいました。


B. 原因
  • 各部経年劣化。
    オイル(グリス)劣化。
    ネオンランプ焼損。


C. 修理状況
  • モーター分解・清掃・点検・注油。
    ターンテーブル軸に清掃・注油。
    全電解コンデンサー交換。
    1部フイルムコンデンサー交換・追加。
    ネオンランプ交換


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー      38個。
    フイルムコンデンサー   20個。
    抵抗             2本。
    整流ダイオード       4本。
    ネオンランプ         1個。


E. 調整・測定

F. 修理費  90,000円   オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況


S. Sony TTS−8000 の仕様 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る。
A14. 点検中 後左から見る。
A21. 点検中 上から見る
A22. 点検中 タンテーブルを外し、上から見る
A23. 点検中 タンテーブルを外し、上から見る。 電源トランス固定ビスは短くて締結出来ない。左赤色が付いていた物、右が締結可能ビス。この様な時はテーブルを逆さにして止めるとOKです。
A31. 点検中 タンテーブル(プラッター)を見る。
A32. 点検中 タンテーブル(プラッター)裏を見る。
A33. 点検中 タンテーブル(プラッター)の磁気コーテングを見る。これで回転数を感知する、磁石等は絶対近づけない事。
A34. 点検中 タンテーブル(プラッター)の磁気コーテングを見る、反対側。これで回転数を感知する、磁石等は絶対近づけない事。
A41. 点検中 下前から見る。
A42. 点検中 下後から見る。
A43. 点検中 下から見る。
A44. 点検中 下蓋を外し、下から見る。
A51. 点検中 下蓋を外し、下から見る。ネオン装置部、銀紙が出て来た!
A52. 点検中 付いていたネオン。
A53. 点検中 バラック修理で交換したネオン。現在は需要がなく、これが入手できる最大の物。
A54. 点検中 バラック修理で交換したネオンで33回転表示。 本当はLEDに交換したいがMCカートリッジで雑音が出る可能性あり。
A55. 点検中 バラック修理で交換したネオンで45回転表示。 本当はLEDに交換したいがMCカートリッジで雑音が出る可能性あり。
A51. 点検中 下蓋表。
A52. 点検中 下蓋裏には、アスファルト(?)を含んだフエルトが張ってある。
A61. 点検中 操作部を見る
A71. 点検中 回転感知部ヘッド。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 モーター、基板、トランス、SW類を外したシャシー。
C11. 修理中 モーター取り出し。
C12. 修理中 モーター取り出し、下から見る。
C13. 修理中 モーター分解、上カバーを外す。
C14. 修理中 モーター分解、上カバー裏 軸シール。
C15. 修理中 モーター分解、 軸シール拡大。
C21. 修理中 モーター固定子巻き線。
C22. 修理中 モーター軸受。オイル劣化でキズ有り。
C23. 修理中 モーター軸受、反対側。オイル劣化でキズ有り。
C31. 修理中 モーター回転子。
C32. 修理中 下側軸を見る。オイル劣化でキズあり。
C33. 修理中 下側軸を見る、拡大。オイル劣化でキズあり。
C34. 修理中 回転子磁石。
C35. 修理後 回転子磁石。錆防止に軽く防錆剤を吹く。
C36. 修理中 回転子磁石2。
C37. 修理後 回転子磁石2。錆防止に軽く防錆剤を吹く。
C41. 修理前 基板
C42. 修理後 基板 電解コンデンサー38個、フイルムコンデンサー18個、整流ダイオード4本交換、余分なフラックスを洗浄。
C43. 完成基板。コート液を塗る。
C44. 修理前 基板裏
C45. 修理(半田補正)後 基板裏。 フイルムコンデンサー2個追加、余分なフラックスを洗浄。
C46. 完成基板裏。コート液を塗る。
C51. 修理前 ヒューズ基板
C52. 修理前 ヒューズ基板裏
C53. 修理(半田補正)後 ヒューズ基板裏
C54. 完成ヒューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 定電圧TR(トランジスター)基板
C62. 修理前 定電圧TR(トランジスター)基板裏
C63. 修理(半田補正)後 定電圧TR(トランジスター)基板裏
C64. 完成定電圧TR(トランジスター)基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理中 操作部(電源SW、回転数切り換えSW、回転数調整VR)の点検・修理
C72. 修理中 操作部(電源SW、回転数切り換えSW、回転数調整VR)裏の点検・修理
C73. 修理前 操作部(回転数表示LED)の点検・修理
C74. 修理後 操作部(回転数表示LED)の点検・修理
C81. 修理前 ネオン。容量が少なく焼損。
C82. 修理中 バラック修理で交換したネオン。現在は需要がなく、これが入手できる最大の物。
C83. 修理後 回路を変更してWネオン。 これで寿命が延びます。
C91. 交換部品
C91. 修理前  下から見る
C92. 修理後  下から見る
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E11. XTAL−LOCK−ON33回転
E12. ストロボ測定−33回転
E13. XTAL−LOCK−ON45回転
E14. ストロボ測定−45回転
E21. XTAL−LOCK−OFF33回転
E22. ストロボ測定−33回転
E23. XTAL−LOCK−OFF45回転
E24. ストロボ測定−45回転
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況。
S.Sony TTS−8000 の仕様(マニアルより) 
型式 ダイレクトドライブターンテーブル TTS−8000
ターンテーブル 32cmアルミダイキャスト
モーター BSL(ブラシアンドスロットレス)DCモーター
駆動方式 ダイレクトドライブ・ クリスタルロック方式
回転数 33 1/3、45rpm
回転数調整範囲 ±4%(クリスタルロック OFF時)
起動特性 1/3回転以内(33 1/3rpm)
起動トルク 1.2kg/cm
ワウ・フラッター 0.025%wrms
S/N比 70dB(DIN-B)
初期ドリフト クリスタルon時:0.0005%以内、  クリスタルoff時:0.1%以内
負荷特性(針圧3gで) クリスタルon時:0%。        クリスタルoff時:0.05%以下
回転数偏差 クリスタルon時:0.003%以内、   クリスタルoff時:可変
使用半導体 IC=8個、 トランジスタ=69個、 ダイオード=45個、 FET=1個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 14W
外形寸法 幅370×高さ130×奥行395mm
重量 9.9kg
付属 45回転アダプター、 取付ネジ、 取付寸法図
価格 ¥69,800(1977年頃)
別売品 ソニーオイル OL-2KA(¥130)
                       tts8000-41y
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